前かがみになることについて

稽古をお願いした方と稽古後にお話ができました。

姿勢など問題点はありませんかと尋ねますと、打つときに前かがみになるとの指摘をいただきました。前かがみにならないためには、例えば、打ち込むときに、左足で蹴って、右足で踏み込んだ状態で停止するような動作の練習をすればよいのではというアドバイスをもらいました。

 前かがみになるくせは前にも別の先生から指摘を受けていて、打ち込んでいるときに前かがみになっている、それは間合いを考えずに打ち込んでいるから、そうなるんだということでした。遠い間合いから、打とうとすると身体がついていかずに前かがみになるということです。

 昼休みに竹刀をもって体育館に行きました。鏡の前で、正面うちの練習をしてみました。左足で蹴りだしながら、腰から前に進むよう意識しながら面をうって、ふみだした右足が着地すると動作を停止させます。何度かすると、右足の付け根、おしりのしたの筋肉、半腱様筋が痛くなりました。半腱様筋は膝を曲げたり、足を前に出したりといった動作にかかわる筋肉なので、このような動作を行うことで、この筋肉が痛くなるのは当然といえば当然です。問題は数回しか動作を繰り返していないのに、この筋肉が痛くなるのはなぜかということです。

 そういえば、別の先生に「もっと足をあげろ」と正面打ちをしているときに指摘をいただきました。右足をあげるのには半腱様筋が必要なので、普段から私はこの半腱様筋をあまり使っておらず、そのためすこし使うと痛くなるのではと考えています。たしかに以前から鏡のまえであれこれ身体の使い方を試しているときに、足をあげると上体が前に傾かないで、(私なりに)きれいに正面うちができることに気づいていました。ということは、上体が前に突っ込まないようにするためには、右足を上げるように気をつけながら、打ち込んでいって、本当にそのような動作ができているかどうかは半腱様筋の痛みで確認すればよいことになります。